建設業は、新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの困難に直面しています。建設現場の感染防止対策や、工期の遅延や中止などのリスクが高まっています。また、建設需要も減少傾向にあり、競争が激化しています。


そんな中、建設業のある企業が、新たなニーズに応えるために、事業の拡大を図っています。同社は、住宅・工場・テナントビルの解体工事をおこなっている企業で、特殊工事から大規模解体工事を実現する対応力があります。また、豊富な資格と経験を有する従業員を雇っており、高い技術力と信頼性を誇っています。
同社は、これまでの解体工事に加えて、新たな事業として「杭抜き工事」に着手することにしました。杭抜き工事とは、建物の基礎となる杭を抜き取る工事のことで、建物の再建や用途変更に必要な工事です。近年、杭抜き工事の需要が増加しており、市場規模も拡大しています。これは、都市部の再開発や、災害に備えた耐震化などの要因によるものです。
杭抜き工事に必要なのが、「油圧ショベルの導入」です。この機械は、杭を掴んで引き抜くことができる特殊なアタッチメントを備えており、効率的に杭抜き工事をおこなうことができます。また、油圧ショベルは、解体工事にも使用できるため、事業の幅を広げることができます。
このように、同社は、自社の強みを活かしながら、新しいニーズに応えることができました。この取り組みは、事業再構築補助金の対象となり、油圧ショベルの導入に対し補助金が採択されました。
同社の代表は、「杭抜き工事は、建設業の新しい分野であり、将来性が高いと考えています。補助金のおかげで、新たな機械を導入できることを感謝しています。今後も、お客様のニーズに応えることができるよう、技術力とサービス力を向上させていきたいと思います」とコメントしています。